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ネトゲ戦記 第三部「対谷直史さん損害賠償請求事件⑨」

谷直史さん側は、「2013年の時点でネイティブシフトという、ブラウザゲームの終焉が訪れており、当時谷直史さんは予算がないため他に取れる手段がなくてブラウザゲームで細々と稼ぐためにヴァルハラゲートを出した」という論調に変わった。

 

これまでの何人も交代した弁護士は、「ヴァルハラゲートがヒットする筈がなかった」くらいの事を言ってたが、この弁護士は「実際にヴァルハラゲートはヒットしたかもしれないが、”2013年の3月にはそれは予想できなかった"」に主張が変わった。最終的にこれじゃないと通らないと思ったのだろうか

 

また、ブラウザゲームが失敗した実例として、「モンハンロアオブカード」(グラニがモンハンのIPを借りて出したブラウザゲーム)は失敗した、と主張は続けている。ところでそのブラウザゲームは2014年リリースなわけだが、なんで2013年で終わってたと主張する市場に2014年に出したのか。

 

ただこれは、彼側としたら一番潰しにくい面倒くさい主張だ。当時、ネイティブゲームもヒットし始めていたのはそうだが、それとは無関係にブラウザゲームはまだまだ元気だった。ネイティブシフトはこの2年後くらいの話だ。ただ、それを「立証」するのが難しい。

 

谷直史さんは「ブラウザゲームは2012年から2013年にかけて一気に半減し、ネイティブシフトが起こった」と主張したので、肌感でそんなわけはないと、頑張って証拠を探してきて「フィーチャーフォン市場が半減しただけでブラウザゲーム市場は半減してない」と反論をつきつけた。

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すると再反論はこうだ。「”フィーチャーフォンにおけるブラウザゲーム市場は”半減していると既に主張したとおりである」しれっと自分が言ってた主張をすり替えて、こちらの小さいミスを論難してくる。なんだこれは。子供の喧嘩、泥レスに持ち込もうとしてるこれが戦術なんだろう。

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谷直史さんの主張をまとめると「ヴァルハラゲートをリリースする時点で、今後壊滅的にブラウザゲーム市場が縮小していくことは完全にわかっていたが、開発費が無い等の理由でしょうがなくブラウザゲームで作った。偶然その後ヒットしたが、この株価を決める3月にはヒットする可能性は不明だった」

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「モンハンロアオブカード」は、本事件とは全く関係ない。しれっと失敗例として、何故か壊滅したはずの2013年どころか、開発費も潤沢になった2014年にリリースしたこのゲームは論点ではない。こちらとしては、「それらは関係ないことだ、2013年はこうだった」と説明するしかない。

 

ここで、もし本当に自分の能力を試したい人がいれば、2013年にブラウザゲームとネイティブアプリの市場や、実際に市場の空気感はどうだったか、資料を探して立証できるか試してみてほしい。それはとても困難だ。だから好き放題言える。やはりこの谷直史さんの7人目?くらいの弁護士は優秀な敵だ。

 

そもそも、会社に90億の価値がついた株価決定で、既に高裁では2015年だ。だからその時本当にそう思っていたなら、そう主張したらよかった。だがしなかった。2019年になって、2013年はこうだったと、今まで全く主張していなかったことが次々と出てくるのだ。これが裁判だ。

 

まあ、裁判というのは、自分に都合のいい事だけを並べてなんとか裁判官に”わからせる”ゲームなので、同じく株価決定では全く出てこなかった「VDG草稿」なんてのも出てきたし、こういうふざけた主張もはじめてじゃないが、「高裁は裁判官が変わっている」から真剣に潰さないと、わからせられかねない

 

また、GREEとどういう条件を結んでもらってきたかしらないが、「プレスリリースには出てないが業務提携している会社は他にあった、それらは全てプレスリリースを大々的に打ったグラニと同等のバックアップを受けていた、だがそれらは成功してない」なんて主張まで出てきた。

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こんなことは当然彼も知らなかったことだし、知らないどころか「”この主張が本当かどうかの確認すらできない”こと」だ。「大々的にプレスリリースを打った提携と、プレスリリースを打たずに影でひっそりしてた提携が同じだ」なんてありえないと思う。好き放題にいくらでも資料が用意できると思った

 

彼はグラニが望月の世と思っていた頃、福永尚爾が河合宜文さんにCTOを渡す前、『「業界の流れがネイティブに向かってもWeb、ネイティブ両者に対応できるように、開発言語をC#にする」と、現時点のPHPで書いたソースをC#に移行している』と発言していたのを探し出してきてぶつけた。谷直史論の否定だ

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谷直史さんの反論はこうだ。「それはポジショントークなので真実ではない」。頑張って矛盾するあちら側の発言を探してきたら「ポジショントーク」、あちらが用意した資料や証言は全て「真実」、ここまで都合のいい口喧嘩があるだろうか。

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それでも彼らは、万が一に負けないよう全力を尽くして反論を頑張った。同じく谷直史さんが、お調子をおぶっこきになられていた頃のインタビューが載った雑誌等を、彼はいつか武器に使えるかもしれないと集めておいた。谷直史さんがこの手で来ることを想定して。これもポジショントークと返事がきた

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これは谷直史さんと相川雄太の2人がお調子おぶっこきになられた記事からだ。彼が当時、一矢報いることすらできてない地を這う状況で、これらの記事を読み込み、使えそうなものを分類して集めた時の、臥薪嘗胆はここで使い道があった。使わずに済むほうが良かったが、用意しておいてよかった。

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これらを用意しておかなければ、「歴史修正裁判官わからせビーム」がヒットしていたかもしれないのは恐ろしいことだ。ここまでくれば彼もストレスも減り、万全に戦える。谷直史さんがここに来て主張する「実はこうだった2013年」潰しゲームが続く。

 

彼にきちんとした備えがなければ、一番の強敵な主張となったこれらの「今になって言い出す2013年は実はこうでした」は潰せなかったかもしれない。フルカウンターが決まった。谷直史さんは、ブラウザゲームで大成功して調子に乗っていた頃、「あえてブラウザで成功した」と言っていた。完全矛盾だ。

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踏みにじられ借金をして、歯ぎしりをしながら集めた調子ぶっこき集が役に立った。もうあの時の悔しさは鮮明には思い出せなかったが、報われたという感覚はあった。あの時、悔しくても、投げ出さずに向き合って集めておいてよかった。いつか強敵の弁護士が出てきた時に備えておいてよかった。