空白雑記

暇つぶし

amazarashi つじつま合わせに生まれた僕等 歌詞 解釈

この歌は閃きとか要らなくて、描いてあることを解釈したら

きちんと答えが見える歌だと思うので

考えるのが好きな人は自分でちゃんと歌詞を解釈して

考えてから以下を読んだほうが面白いですよ

 

www.youtube.com

最初に独唱?みたいなところがあるけどそこは割愛

あと俺は2017年版のほうを聞いてます

 

先に結論を書くと

つじつま合わせに生まれた僕等というのは、

資本主義社会という狂った時代に生まれた僕らの意味を叫んだ歌です

遠い国の山のふもと この世で一番綺麗な水が湧いた

やがてそれは川になり そこに群れを作った魚を

腹を空かした熊が食べて 猟師が熊の皮をはいで

それを市場で売りさばいて 娘の為に買った髪飾り

まだ資本主義社会が生まれる前

人は自然の一部として自然に寄り添い暮らして居た

必要な分だけを求めていた

 

悪い人間がやってきて 全部奪ってしまったのは

歴史のちょうど真ん中辺り 神様も赤ん坊の時代

母親のこぼした涙が 焼けた匂いの土に染みて

それを太陽が焦がして 蒸発して出来た黒い雨雲

歴史というのは資本主義社会の今に至る歴史のこと

産業革命(1830頃)に資本主義が始まって

今(2017年)に至るまでの中間あたり、1920年頃の事。

資本家が社会を席巻し、世界が資本主義に染まった頃

神は無力になり、資本のみが力を持つような時代

 

その雲は海を越えた砂漠に 5ヶ月ぶりの雨を降らせた

雨水を飲んで生き延びた詩人が 祖国に帰って歌った詩

それを口ずさんだ子供達が 前線に駆り出される頃

頭を吹き飛ばされた少女が 誰にも知られず土に還る

その資本主義社会における経済活動の結果で泣かされた人の涙は

雲になって海を渡って砂漠の誰かを救うこともある

その詩人が歌った人生の素晴らしさを歌う歌に勇気づけられた子どもたちは

大人になって兵士として戦争に駆り出された(1940頃第二次大戦)

彼らに頭を吹き飛ばされて死んだ少女は弔われる事さえなく打ち捨てられた

 

そこに育った大きな木が 切り倒されて街が出来て

黒い煙が空に昇る頃 汚れた顔で僕等生まれた

善意で殺される人 悪意で飯にありつける人

傍観して救われた命 つじつま合わせに生まれた僕等

それからだいぶたって僕らが生まれた頃(1990頃)湾岸戦争が起こる

イラクを救うのだと善意で起こった戦争で殺される人

正当性を主張するために振る舞われた配給で飯にありつける人

それを傍観したから戦争に参加しなかった国の兵士たちは死なずに済んだ

そんな資本主義時代に、こんな狂った時代のつじつま合わせに生まれた僕ら

 

高層ビルに磔の 価値観は血の涙を流す

消費が美徳の人間が こぞって石を投げつけるから

金にもならない絵をかいた 絵描きは筆をへし折られて

見栄っ張りで満員の電車が 走る高架下で暮らしている 

自分が素晴らしいと思うものに正直に生きた人間は

資本主義時代の申し子たる”消費者”に磔にされ価値観は踏みにじられる

自分に正直に絵を描いた絵描きは叩きのめされ

叩いたやつらは何がいいのかもわからず

みんなと同じことをして満員電車に揺られている

絵描きは絵を描く権利さえ奪われホームレスになった

 

喜怒哀楽をカテゴライズ 人に合わせて歌が出来て

悲しい時はこの歌を 寂しい奴はあの歌を

騙されねーと疑い出して 全部が怪しく見えてきて

人を信じられなくなったら 立派な病気にカテゴライズ

人の心を喜怒哀楽の4つだけに無理やりカテゴライズして

そのカテゴリにあった歌を聞くのが正しい消費活動だと

自分で考えて選んだ、好きな曲を良いと言うことも許されない時代

その社会の空気に逆らって騙されないぞと身構えたら

人を信じられない心の病だと、立派な病気にカテゴライズされる

 

不健康な心が飢えて 悲劇をもっとと叫んでいる

大義名分が出来た他人が やましさも無く断罪する

人殺しと誰かの不倫と 宗教と流行の店と

いじめと夜9時のドラマと 戦争とヒットチャートと 

人の悲劇でしか楽しみを得られない奴らが悲劇をねだって叫び

大義名分が出来た途端何の躊躇いもなく断罪の石を一斉に投げつける

みんなが興味があるのは

そういった他人の悲劇と、他人を大義名分で断罪すること

他のみんなが消費してる資本主義社会の流行だけ

 

誰もが転がる石なのに 皆が特別だと思うから

選ばれなかった少年は ナイフを握り締めて立ってた

匿名を決め込む駅前の 雑踏が真っ赤に染まったのは

夕焼け空が綺麗だから つじつま合わせに生まれた僕等

誰もが同じ生きている人間なのに

特別な何かになれる、ならなきゃいけないと資本主義にそそのかされて 

そのレールから落ちた少年はナイフを握りしめて凶行に走る

少年は通り魔となり、あたりを血まみれで真っ赤に染めた

彼が凶行に駆り立てられたのは夕焼け空が綺麗で自分が惨めだったから

こんな狂った時代につじつま合わせに生まれた僕ら

 

ふざけた歴史のどん詰まりで 僕等未だにもがいている

結局何も解らずに 許すとか許されないとか

死刑になった犯罪者も 聖者の振りした悪人も

罪深い君も僕も いつか土に還った時

このふざけた資本主義とかいう時代が行き詰まった今

僕らは僕らが生まれた理由を求めてもがいている 

そんな、人生で何をなすべきかなんてわからないまま

ただもがき続けて、犯罪者も悪人も君も僕も

皆、自分が生まれた意味もわからないまま死ぬのだろう

 

その上に花が咲くなら それだけで報われる世界

そこで人が愛し合うなら それだけで価値のある世界

もし僕らが死んだ後に、ぼくらがもがいた結果

今より良い時代が訪れるというなら僕らのもがきは報われる

次の時代には人が愛し合うことが出来るなら

この資本主義社会でもがいた僕たちには価値があったことになる

 

だからせめて人を愛して 一生かけて愛してよ

このろくでもない世界で つじつま合わせに生まれた僕等

だから次の時代の君たちよ

僕たちのもがきに意味があったと言えるように

どうか次の時代は人を愛してください

こんな資本主義なんてろくでもない愛のない時代に生まれた僕たちは

もがき頑張って次の時代を少しでもよくするから

どうかいつか、もっと素晴らしい愛のある時代になってください

 

 

つじつま合わせに生まれた僕等(2017)

つじつま合わせに生まれた僕等(2017)

  • アーティスト:amazarashi
  • 出版社/メーカー: Sony Music Labels Inc.
  • 発売日: 2017/03/29
  • メディア: MP3 ダウンロード