空白雑記

暇つぶし

amazarashi 無題 歌詞 解釈

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これLIVE版だから原曲のメッセージボトルのほうも聞こうな

そっちが好き

無題

無題

  • アーティスト:amazarashi
  • 出版社/メーカー: Sony Music Labels Inc.
  • 発売日: 2017/03/29
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 ”彼”のことは理解できたけど”彼女”のことは理解できなかったんだが

理解できる友達に教えてもらって理解した。

 

木造アパートの一階で 彼は夢中で絵を描いていた

描きたかったのは自分の事 自分を取り巻く世界のこと

小さな頃から絵が好きだった 理由は皆が褒めてくれるから

でも今じゃ褒めてくれるのは 一緒に暮らしている彼女だけ

 売れない画家の彼は夢中に絵を描き続ける

彼は小さな頃から絵を描くのが好きだった

描き始めた理由は皆が褒めてくれて嬉しかったからだったかな

彼は自分が感じたことを描くのが好きだった

今はもう褒めてくれるのは一緒に暮らしている彼女だけになった

皆が褒めてくれなくても、彼は絵を描くのが好きだった

 

でも彼はそれで幸せだった すれ違いの毎日だけど

彼女はいつもの置手紙 桜模様の便箋が愛しい

気づいたら夜が明けていた 気づいたら日が暮れていた

気づいたら冬が終わってた その日初めて絵が売れた

彼は絵が描けるだけで幸せだった

彼女とはわかりあえたわけではなく、すれ違っていたけど

彼女は桜模様の便箋で置き手紙をする

そんな彼女をいとしくは思っていた

ただひたすら絵を描き続けた 自分と彼女のことを描き続けた

自分が感じたことをキャンパスにぶつけるのが好きだった

ある日そんな彼の絵が評価された

 

状況はすでに変わり始めてた 次の月には彼の絵は全て売れた

変わってくのは いつも風景

誰もが彼の絵を讃えてくれた 彼女は嬉しそうに彼にこう言った

信じてた事 正しかった

正しかった

彼がこれまで描いてきた評価されていなかった絵も

それをきっかけに全部が評価された

周りの人達は手のひらを返して彼を褒めそやした

彼は何も変わってないのに、ただ感じたことを描いているだけなのに

それを見た彼女は、自分が信じたことは正しかったと言った

彼は、”彼女は自分をわかってくれると信じたことは正しかった”と思った

 

絵を買ってくれた人達から 時々感謝の手紙を貰った

感謝される覚えもないが 嫌な気がするわけもない

小さな部屋に少しずつ増える 宝物が彼は嬉しかった

いつまでもこんな狀況が 続いてくれたらいいと思った

絵を買った人たちから、自分の絵について感謝の手紙をもらった

そこに書かれてあることにはピンとこないが、

感謝されて嫌な気がするわけでもない

自分の絵への手紙は彼にとって宝物だったし

よくわからないが、絵を描いてみんなが喜んでくれる事が続けばいいと思った 

 

彼はますます絵が好きになった もっと素晴らしい絵を描きたい

描きたいのは自分の事 もっと深い本当の事

最高傑作が出來た 彼女も素敵ねと笑った

誰もが目をそむける様な 人のあさましい本性の絵 

彼はますます自分の感じたことをキャンバスにぶつけることに夢中になった

自分が本当に感じたことはなんだ?自分が今本当に感じていることはなんだ?

それは彼の絵を本当に理解している人はだれもいなくて

彼の絵を取り巻き彼の絵で儲けようとする人達の浅ましさだった

本当に感じていたことをきちんとキャンバスにぶつけることが出来た

これこそが自分が今描ける最高の絵だ

彼女は彼の絵を”素敵だ”と褒めた

 

誰もが彼の絵に眉をひそめた まるで潮が引くように人々は去った

変わってくのは いつも風景

人々は彼を無能だと嘲る 喧嘩が増えた二人もやがて別れた

信じてた事 間違ってたかな

間違ってたかな

これまで彼の絵を評価していた人たちは手のひらを返して彼を罵った

彼はただ自分が感じたことを、一番強く感じたものを正直に描いただけなのに

彼が周りをあさましく描こうと悪意でしたのではない

彼はそう感じたことをあざやかに描き出しただけなのに

彼女は彼の絵を何もわかってなかった 彼女もあさましい人間だった

彼の絵を理解してくれたわけじゃなかった

彼女は”彼のことを信じたのは間違いだった”と手のひらを返した

彼は”彼女は自分の絵をわかってくれている”と信じたのが間違いだったと悟った

 

木造アパートの一階で 彼は今でも絵を描いている

描きたかったのは自分の事 結局空っぽな僕の事

小さな頃から絵が好きだった 理由は今じゃもう分からないよ

褒めてくれる人はもう居ない

増える絵にもう名前などない

彼は一人になっても絵を描き続けた

彼は自分が感じたことを絵にするのが好きだから

彼女さえも自分を理解してくれない、孤独で誰にも理解されない

空っぽの自分の事を描き続けた

もう誰も彼を理解できないのだから

増え続ける絵に名前をつける必要すらない、どうせ誰にもわからない

 

気付けばどれくらい月日が過ぎたろう その日久々に一枚の絵が売れた

変わってくのは いつも風景

その買主から手紙が屆いた 桜模様の便箋にただ一言

信じてた事 正しかった

正しかった

長い年月が経って、彼が孤独を描いた絵が売れた

それを買ったのは彼女だった

誰にも評価されていない孤独を描いた絵を、彼女は良いと思ってくれた

本当にあなたの絵が理解できた、やっぱり貴方の絵は"素敵"だったと

彼女は手紙をくれた

彼女は孤独が理解できるようになったのかな

直接は会いに来れず手紙をくれたのは

 

信じてた事 正しかった

正しかった

信じてた事 正しかった

正しかった

彼女が彼を理解してくれると信じたことは正しかった

彼女は彼の絵を理解してくれた

彼が自分の感じたことを絵にしてきたことは間違いじゃなかった

それこそが素晴らしい絵なんだ

心を描いたから、人の心を打つ絵なんだ