空白雑記

暇つぶし

制約と誓約論・ダブルフェイスの厄介な制約とは

制約と誓約は誰が判定するのか?について

 

ふと思った。クラピカのチェーンジェイルって

・旅団以外に使うと死ぬ

・縛り付けた相手を強制的に絶にする

という能力なわけだけど、これって事前に試せないから、ウヴォーギンに使ったのが初めてだということになる。とすると本当に「強制的に絶にする」のかどうかわからないのに、クラピカは「ウヴォーギンが鎖を切れるかどうか」は気にしていたが、「本当にチェーンジェイルが相手を強制的に絶にするのかどうか」を気にしていなかった。

 

どうやらあの世界では、念は(発は)成功した時点で製作者の込めた意図が保証されるようだ。

 

とすると、制約と誓約が釣り合っているのかどうかは誰が判定するのだろうか。例えばクロロのスキルハンターは相当な数の「制約と誓約」を重ねがけして成立させている念能力だが、そこらの一般念能力者が同じ条件を設定しても到底発動できるとは思えない。ではクロロがあれだけの制約と誓約を重ねたなら、OKだと発動させたのは誰なのか。それは神かもしれないし、単に生まれ持った才能なのかもしれない。能力者の狂気かもしれない。発動するまではわからないが、発ができた瞬間に、願いは叶ったとわかる。才能を持つものには夢あふれる世界だなあと思う。

 

クラピカのエンペラータイムは、昔は体質(クルタ族全員エンペラータイムつかえんのかよつえーな)だと思われていたが、制約(発動中は寿命が縮む)があることがわかり、クラピカが自ら「発動中は寿命が縮むが、すべての能力を100%引き出せる能力」として編み出したオリジナル能力だったとわかった。

 

この、寿命が縮むペースがもう少し遅くても発動したかもしれない。寿命が減っていくペース(1秒=1時間)が、1秒=1分では駄目だったのか?1秒=30分でも駄目だったのか?

 

おそらく、発を決めたら、それを発動させるまで、鎖をしゃぶり倒すように一所懸命に頑張って、やっと発動するのだろう。「1秒=1分・・・は発動しないからダメか。じゃあ1秒=3分もだめか。~1秒1時間だと?おっオーラが増えた。ここがラインかー」とはならないんだろう。そういうぬるいものじゃなくて、もっと狂気の沙汰のような執念がないと発動しないものだろうから。クラピカが制約と誓約の説明を受けたときも、「念能力を失う恐れさえある諸刃の刃」として説明している。制約と誓約の説明だけならここまで大げさな説明は要らないだろうから、制約と誓約、または念能力そのものは「神あるいは狂気によって支えられた能力」なことがわかる。

 

ここでダブルフェイスの制約について改めて考えたが、やはり共闘/能力返還を絡めた能力としか思えない。

 

ダブルフェイスは

・スキルハンターの制約である「手で本を持っていないといけない」を無効化する。

・スキルハンターの制約である「開いているページの能力1つしか同時に使えない」を無効化し同時に二つまでの発動を可能にする。

 

あまりにも重すぎる能力だ。クロロ自身が「厄介な制約」と言ったような、相当重い制約がないと実現不能に違いない。クロロが作中に見せた制約らしき行動(本来取りそうにない行動)はヒソカに懇切丁寧に能力を説明したことなので、「相手に説明する制約」という説もあったが、それだとオーダースタンプのような、自我のない相手に使用する能力の説明がつかない。

 

そもそも、「スキルハンター」は能力の返還を想定していなかった。当たり前だ、盗品を返還する盗賊がどこにいる。しかし、クロロが団員の念能力をスキルハンターで盗むということは、一時的に借りる程度の感覚だったはずだ。クロロはウヴォーギンやシャルナークコルトピの死に対する反応を見ても、団員をとても大事に思っていることは確かだ。そんな仲間の能力を恒久的に奪うような選択をするとは思えない。

 

よって、ダブルフェイスの制約は、作中の描写から

・栞を挟んで発動した能力は、栞を外した時点で持ち主に返還される

と推定される。これは、例外として「説明のときコンバートハンズは発動しなかったから手のひらに模様が出たけど使ってない判定だしセーフ(その後右手で使ってるので返還された)」「サンアンドムーンは返還先が死んでるけど残った死後の念なので返還されない」となる。

 

栞でコンボしたとき返還は、栞単体で使うときの説明がつかないので除外。

 

また、これだけだと軽いので(例えばフクロウさんみたいに拉致って無理やりやれば無限にできてしまう)

・ダブルフェイスの制約で返還された能力はスキルハンターで二度と盗む事ができない

(盗人であることがバレてしまったら、もう盗めないという意匠)

という制約くらいはあるかもしれない。